試合当日の京都は、残念ながら、まだ桜は咲き始め。
「花冷(はなびえ)」という言葉を思い出させる冷たい風が吹いていました。
しかし、会場の隣、武徳殿(重要文化財)の裏では、
全国から集合した剣士達を歓迎するかのように、桜が満開。
今年もここに世界中から錬士六段以上の剣士を迎え、5月2日から4日間
にわたり「全日本剣道演武大会」が開催されます。 (昨年の様子はこちら)
徒歩数分で平安神宮に到着。
平安朝の頃より大極殿の前に咲く「左近桜(さこんのさくら)」は、まだ咲き始め。
こちらは、試合前日、選手激励会が開催された祇園の夜桜。
とてもにぎやかな繁華街にあるのに、桜の下では音が消えてしまいます。
初桜 折しも今日は よき日なり (松尾芭蕉の句)
・・・よき日なり。
全日本優勝、おめでとう! (嬉し涙)
(2009年3月28日~29日に撮影)
2009年3月29日(日)、京都で開催された第4回全日本学連剣友剣道大会
において、関西チームが成年の部で優勝、熟年の部でも準優勝と、
素晴らしい成績をおさめました!
戦績はこちら (全日本剣道連盟HPへリンク)
成年の部、
決勝の相手はベスト16で中大(関東)を破って勝ち上がってきた筑波大学。
五人で勝負がつかず、運命の、代表戦(無制限一本勝負)に・・・
抽選で先鋒戦が選出され、中大は升田先輩(H20年卒)。
息詰まる6分35秒の攻防戦の末、
相手がメンを打ってきたところを上手く右にかわしてメン!
全日本優勝を決めました!
優勝決定直後に面をとって一息。
注:本大会においては、5人で勝負がつかない場合、引き分けた対戦の再戦が、代表戦に位置付けられる。三試合(先鋒・中堅・副将)が引き分けたこの決勝戦、抽選で山下先輩(H6卒)が先鋒のくじをひき、見事に升田先輩がそれに応えた。
山下先輩は準決勝の代表戦でも榎田先輩(次鋒)のくじをひき、見事勝利したため、自身の試合での二勝と合わせて四勝の価値があると、自負。確かに、マレな、くじ運であったと思われる。
熟年の部は、
こちらも代表戦で鳥井先輩が決めて決勝進出。
惜しくも中京大学(関西)に1(1)-0(0)の僅差で敗れましたが、
早稲田大学、中京大学(関東)などの強豪を破っての、価値ある準優勝でした。
表彰式で整列する、中大の選手。
(続く)
設立100周年記念誌、なんと20年ぶりの発行となった「斌徳」(フトク)、
隅から隅まで読んでいただけたでしょうか。
先輩方から沢山の写真をお借りしましたが、すべてを掲載することは
できませんでした。そこで、諸事情により掲載できなかった写真を
ここでご紹介します。(許される範囲で・・・)
まず第一弾。昭和41年頃の写真と思われます。
あれ、O先輩、大丈夫ですか?
これは、石神井ですね。ちょっと、具合が悪そうです。
川畑先輩(昭和46年卒)にご提供いただきましたこれらの写真、
妙に既視感があるのはワタシだけではないはず。
既視感とは・・・その体験を「よく知っている」という感覚だけでなく、「確かに見た覚えがあるが、
いつ、どこでのことか思い出せない」というような違和感。いやぁ、いつだっけなぁ…昭和か…
●「まだ斌徳が手元に届かない」という先輩はご連絡ください。
メールでの連絡先 chuo_kendo@infoseek.jp