この記事のUPが遅れたのは、帰京後この本を読んでいたから。
何度も、読み返しました。
なかにし礼の「長崎ぶらぶら節」。吉永小百合主演で映画にもなった直木賞受賞作。
行く前に読んでおけばよかった。
なぜ白石先輩が丸山散策を薦めてくれたのか
なぜ嶋田先輩が真夜中にわざわざ「花月」を教えてくれたのか
今になってよく分かります。 …また行くからいいんだけどね。
壮行会の翌日、高校めぐりの後は、田崎先輩、白石先輩と、ぶらぶら。
まず山本健太先輩お薦めの
トルコライス。
田崎先輩が、ココが一番美味しいという玉屋でご馳走してくれました。
トルコライスとは、いわば、大人のお子さまランチ。
トンカツ、カレー、ピラフ、スパゲティがひとつのお皿に入っていて食べ応え、十分。
昼食べて、夜の9時までお腹がすきませんでした…確かに、美味しかったよ!
他に、長崎にはミルクセーキなるものがありますが今回は食さず。
次の機会にぜひよろしく<白石先輩。
「おくんち」で有名な諏訪神社でお参りした後は・・・
平和公園へ。 高槻は高校(岡山)の修学旅行がココでした。
田崎先輩にずっと荷物を持たせていたことがバレバレの写真。
原爆落下中心碑や、浦上天主堂遺壁、平和の泉などを案内してもらいました。
平和の泉の石碑には、こんな言葉が残されていました。
のどが乾いてたまりませんでした。
水にはあぶらのようなものが一面に浮いていました。
どうしても水が欲しくて
とうとう油の浮いたまま飲みました。
この公園の近くには、「一本足鳥居」があります。
原爆の爆風で半分が吹き飛ばされ、半分だけ立っているという鳥居。
まさに原爆の被害を象徴するもので、心打たれました。
設立100周年の記念誌には、学徒出陣前に中大の正門前で
撮影された写真が掲載されています。
昭和18年度の主将は、終戦時に、鹿児島県鹿屋の特攻基地で
沖縄出撃寸前だったという情報が、最後の消息となりました。
学生諸君。
戦のない国で、しかもいい環境の中で、剣道ができる。
それがどれほど幸せなことか。
当り前のことができなかった時代が、あるのだよ。
もう一度、中大で剣道がしたいと願いつつ戦地に赴きながらも
二度と剣道をすることができなかった先輩方の想いを
このホームページを読まれているすべての先輩に伝えることが
高槻の義務だと思いつつ、ぶらぶら、歩いてきました。
田崎先輩、白石先輩、それに気付かせてくれて、ありがとう。