中央大学剣友会

木和田先輩と升田先輩の沖縄訪問を振り返って

山下忠典（Ｈ６卒）

それは２０１４年正月のこと。
私の出身道場である、京都は山科少年剣友会の初稽古に、大阪府警に勤務する木和田、升田両先輩が参加してくれたところからこの話は始まる。初稽古の後、我が家で新年会を開催した。途中でお酒がなくなり買いに走らせるほど盛大な会となった、その飲み会の場で、私の単身赴任先である沖縄の話題になった。

「沖縄に行きたいですねー」
という何気ない升田先輩　↓　の発言が・・・

・・・今回の沖縄県那覇市での剣道講習会へとつながるとは、今回ご協力をいただいた方々には申し訳ないが、正直その時点では、思っていなかった。

私も沖縄に来て３年。お世話になっている沖縄県の皆さんに何か恩返しができないか。そうだ、剣道で恩返しを・・・。しかし私自身は竹刀を振るよりも、口ばかり達者になっているダメ剣士。ならば後輩をと、立場をフルに活用し、半ば脅し？！ともいえる圧力で木和田、升田両先輩という超一流剣士を熱心に勧誘。
わがままな先輩の依頼を、かわいい後輩は快諾してくれた。

「本当にいいの？」
と何度も聞き返す姿に、先輩の威厳のかけらもなかったことはいうまでもないが、これでこちらの準備は整った。次は受け入れ側である沖縄県の皆さんのご協力が得られるかどうか、である。早速沖縄でお世話になっている先生や関係者の方々に、今回の企画を披露した。嬉しいことに、ほぼご賛同いただけたが、スケジュールの検討や費用の工面など、まだまだ調整が必要だった。反対意見があったようにも聞いているが、そこはまとまりのある沖縄県の皆様のお蔭で、那覇市剣道連盟会長の大城先生、事務局の小山先生を中心に、剣錬会の真喜屋先生、上地先生、そして大道塾の喜久山先生が一致団結。今回の講習会および稽古会の実現に向けてコトが進み、ついにその日を迎えることができた。

前置きが大変長くなりました。
講習会・合同稽古会の様子は高槻先輩の取材報告にお任せします。

（編注）
お任せしますって・・・ちょっと！　何か書いてよっ！　
グルクンやふーちゃんぷるーが忘れられなくて、頭がいっぱいなんだから！

これはグルクン（タカサゴ）。頭から骨ごとかじるんだよ！
そして、小山先生のメアドに「gurukun」を見つけて驚きました。さすが県魚。

４種類もあったちゃんぷるーを食べ残してしまって（ふ、豆腐、ゴーヤ、そうめん）
残念で涙が出そうでした（負けず嫌い）。
あぁ　美味しかった～ごちそうさまでした！　　このお店です。牧志の「安里屋」

沖縄の皆様へ御礼
今回の講習会、稽古会にあたり、那覇市剣道連盟、剣錬会の皆様。
沖縄県警、小中高生、その指導者の皆様。保護者の皆様。
講習会の日程の調整、会場の確保から設営、その他様々なご協力とご尽力をいただき本当に感謝を申し上げます。皆様の多大なるお力添えのおかげで、本当に素晴らしい講習会になったと感じております。子供たちの笑顔、キラキラした目を見ていると、私までうれしくまた感動しました。本当に沖縄から超一流の選手が生まれることを心より願っております。
講師をしてくれた木和田と升田にとっても、大変良い経験になったと思います。
大阪と沖縄がこのような形で結ばれ、今後もこの関係をさらに築けていければと一剣道人として考えております。

木和田君　升田君　へ
この言葉に集約させていただきます。

「本当にありがとう」

またゆっくり飲みましょう。楽しい時間を過ごせました。

７月５日、那覇市民体育館、サブアリーナにて

そしてこれからもがんばれ。　　

以上。
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沖縄の剣道界に何の貢献もしていないワタシにまで
こんな素晴らしいお土産をいただいて・・・感涙。

真喜屋先生と上地先生のお気遣いと聞きました。
家族から熱烈歓迎を受け、大切にいただいています。
本当にありがとうございました。

もう、「沖縄にエマニエル坊やがいる！」　なんて、言いません。
汗をぬぐいながら、秋田は良かった・・・・・とつぶやいたことを、お詫びします。

ところで、台風がこちらでも大きく報道されていて、心配しています。
セルラースタジアム那覇での巨人戦も、中止になりましたね。
収穫前のマンゴーが落ちませんように祈ります（ニュースでやってました！）。
みなさま、どうか、お気をつけて。

高槻