前述のとおり この記事
2015年5月29日~31日に、日本武道館で開催される
第16回世界剣道選手権大会に升田先輩が団体戦のメンバーとして
選出されていますが
柏木先輩(50卒)も、セルビアのコーチとして来日(帰国?)されます。
セルビア剣道については、柏木先輩の寄稿が掲載されている
こちらのJICAホームページをご覧ください。 ↓
世界大会を前に、柏木先輩から
OBの皆さまに近況報告をいただきましたのでご紹介します。
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秋田を訪問してくれてありがとう。
ご無沙汰をしてしまい申し訳ありません。
JICA(ジャイカ)の任期は2年なので、この9月末までです。あっという間に、1年半が過ぎてしまいました。5月の世界選手権大会は残された任期の内で一番大きなイベントになりそうです。5月29日からの世界選手権には、コーチとしてついていく予定です。日本武道館でもし見かけたら声をかけてくださいね。
セルビア剣道、また近隣のバルカン諸国がどこまで力を発揮できるのか楽しみですね。もちろん、日本勢は完勝を求められているので大変ですよね。どんな戦いになるのか、ワクワク・ドキドキですね。
私メはベオグラードで、週5日、3つの剣道クラブを巡回指導をしております。セルビアは、バルカン半島(イタリアの長くつのアドリア海をへだてた西側・ギリシャの北側)の真ん中あたりにあります。
日本からだと飛行機で15時間以上かかります。ずいぶん遠くに来たもんだと、今更ながら思っております。長く剣道を続けてきた私メではありますが、『それじゃ、世界で剣道ってどうなっているんだろう? 知りたい!』というのが、JICAに応募するキッカケのひとつでした。
ちゃんと指導している証拠写真を添付いたします。
(まっ、まちがった! にやけた写真になってしまった・・・)
今回の世界選手権には、56の国と地域からの参加があるのですが、内訳を調べてみたら、56ヶ国中、
ヨーロッパゾーンが32(内バルカン地域が8)、
アジアゾーンが11、
アメリカゾーン10、
オセアニア2、
アフリカ1、
となっておりました。ヨーロッパで剣道がいかに盛んになっているかをあらわす一つの数字のように思われます。
セルビアでも、みんな熱心に稽古に励んでおります。世界選手権に参加する人達だけではなく、一般の人達も、なぜ日本の剣道をこんなに一生懸命取組んでいるのか不思議になるくらい熱心なんですよ。彼らも剣道の持つ魅力を感じているんですね。
日本にいてはわかりませんでした。セルビアで現在、常時稽古をしている人は、約170人ぐらいだと思われます。このところビギナーも増えてきました。セルビア人は、親日的で、親切な人が多いように感じます。
中大剣道部の関係では、私が学生時代にご指導を頂いた須郷智先生(故人)が日本における剣道国際化の先駆者のおひとりだったのではないかと思っております。
須郷先生は早くお亡くなりになられ、詳しくお話を聞く機会もありませんでいたが、今となっては惜しまれます。(ボツ写真特集4で発見:中央背広姿)
昭和33年、第6回全日本学生剣道優勝大会での優勝の写真です。
平田栄治、下野開康(四年)、故笹生達浩、熊谷一義、小池彦太郎(三年)
宮田秀昭、島津治義、故矢上德(二年)、故津村耕作(一年) (敬称略)
皆さんによろしくお伝えください。セルビア、応援もよろしく!!
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