トロント大学と聞いて、アグネス・チャンしか連想しなかったワタシが
今、沢山の写真を眺めながら、思い出に浸っています。
(って、2週間しか経ってませんけど)
(編注)
若手がついてこれないと思うので説明すると
アグネス(分かる?)が芸能活動を休止して1976年にトロント大学に留学したこと、そして翌年にお父様が逝去されたことは当時のマスコミを騒がせ、そしてなぜかずっと、記憶の向こうにありました。
考えてみると、週刊誌に載った彼女の卒業式の写真で、ワタシは最初にトロント大学を見ていたんだな。
2017年3月4日(土)に開催された
第30回トロント大学剣道大会(トロント大学創部40周年記念大会)
の日のことを書きます。
繰り返しになりますが
名門、トロント大学の学生だったジョンソン先生は
津村守人先輩(39卒)、羽尾先輩(46卒)などのご尽力によって
42年前に日本に半年間剣道留学をされました。
帰国後、1977年に母校トロント大学に剣道部を創部。
それから10年後に、故津村耕作先生(当時剣道部監督)が
トロントに留学される機会があり、その時の 軽い 提案で
「トロント大学剣道大会」が創設されたそうです。
・・・知りませんでした。それが30年も続いていること。
新旧のカナダ剣道連盟会長が列席されるような大会であること。
モントリオールなどの遠方から飛行機などで参加される選手がいること。
その中には世界大会の元選手や、次回世界大会の候補選手もいること。
個人戦と団体戦が丸一日かけて開催されること。
(プログラムより。日本語の表記もあることに注目)
初めて見る、中央大学杯(!)、津村耕作杯、津村守人杯。
(写真は守人先輩)
お土産に、各道場宛に用意された「拍子木」。
(秋田南→芝浦工大OBでいらっしゃる、鎌田先輩のご提供)。
(編注)
カナダでは太鼓の入手が難しく、拍子木が一般的だそうです。
(一般的・・・とまで書いていいのかどうかは分かりませんが)
(もちろん、拍子木を所有していない道場もあると思います)
この写真を撮った時
まさか閉会式で、高槻にもこの拍子木を手渡されるとは、そして
日本の埼玉県で1972年に故津村耕作先生が創設された「田島剣友会」
でお使いいただくことになるとは、夢にも思いませんでした。
会場に着いてすぐ鎌田ジュニアから説明を受ける伊藤・湯瀬両先輩
羽尾先輩を見つけて、ひとりの青年が駆け寄ってきました。
日系4世の彼は、国籍は中国。
奥さまが日本人ということもあって、片言の日本語を話されます。
態度も着装もきちんとされており、先輩の指導ぶりがうかがえます。
・・・そういえば、試合場に着いてすぐに気が付きました。
剣道家の全員が、入退室の時に礼をすること
竹刀をまたがないこと
先生を見つけて挨拶することなど、日本の試合場と何ら変わりません。
守人先輩も羽尾先輩も、沢山の教え子に声をかけられて
とても忙しそうでした。
創部40周年の記念の袴を発見。
レイモンド、ごめん。嬉しくて、勝手に撮影してしまったよ。
ちょっと楽しみにしていたランチは、なんと、お弁当! 美味!
写真はありませんが、廊下に座って、選手達もお弁当を食べていました。
そして3つの防具店がお店を出していました!
ランチタイムは忙しそう。
思わず竹刀を買いそうに(剣道やろうかな)。
これらは、日本の試合場での光景と何ら変わりません。
・・・すぐそこにカナダ剣道連盟会長がいることを除いては。
(後編に続く)