アルカディア市ヶ谷へのアクセス
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2019年1月31日。
平成最後の1月が終わるこの日、雪の中を小走りに帰宅すると、中央大学から「学員時報」が届いていました。
故安田征史先輩(38卒)が、一昨年6月(亡くなる2ヶ月前)に、秋田を訪問されていたこと(秋田県支部の総会に学員会副会長として出席)
現学員会副会長の松原先輩(40卒)が、昨年12月の東京都北区支部の総会に来賓として参加されていたこと・・・などが掲載されていますが
メインの記事は「年頭のご挨拶」
ここでご挨拶をいただいている4名さまとも、2月2日の優勝祝賀会にご出席いただけることは、剣道部にとっても我々学員にとっても大変誇らしいことです。
中大剣道部の「優勝祝賀会」を初めて経験する後輩たちへ。
これは、内輪の会ではありません。久しぶりに会う同期などと話が尽きないのは十分理解していますが、他大学の剣道部先輩など、錚々たるご来賓をお迎えするのですから、さすが中大剣道部は日本一だと祝福のお言葉をいただけるような言動を心がけましょう。またそれが、この会の開催に尽力してくださった先輩に対して何よりのお礼になると思います。
え? いまさら言われなくても分かってる? そだねー
沢山の先輩に声をかけて、自身も遠方から参加してくれる某後輩から「久しぶりに厳しく指導していただけるのが楽しみです」と言われ
まぁ! いつもガミガミ怒ってるオバさんだと思われてるんだわ(怒) と憤慨しつつも、そういえばいい機会だから何か云う事なかったかしら・・・と考えて書きました(彼にとっては踏んだり蹴ったりだ)。
なお残念ながら体調不良等により急遽欠席のご連絡をいただきました先輩におかれましては、一日も早い回復をお祈りし、また、次の機会での再会を楽しみにしています。
<附録>
ふと思いついて、昭和の最後のそれを「斌徳」4号(平成元年発行)から探してみました。
ときに1988年(昭和63年)12月3日。
ホテルニューオータニ17階ブルースカイラウンジ。
天皇ご不例の情況の中でこれを祝賀会とせず、優勝報告会と銘打ち控え目な会を行った(「斌徳」編集代表 故大矢先輩の文章より抜粋)。
(もちろんワタクシはこの時の写真を持っていますが、何だか自慢たらしいので、掲載を控えます。ふふふ・・・)
控え目な会とありますが・・・しかしこの時、参加者280名。写真の通り学長・学友会会長、学員会会長、学員体育会会長に来賓のご挨拶をいただきました。学連関係、体育連盟各部、そして北海道から九州までの多くの先輩のご出席を賜り、自粛のご時世の中で、このブルースカイラウンジで喜びが爆発していたことは言うまでもありません。昭和天皇崩御の35日前のことでした。
あれから30年。
堂々と「優勝祝賀会」として、アルカディア市ヶ谷に、30年前とほぼ同じ人数を集めて盛大なお祝いが開催されます。
斌徳の弁ー1965年発行の「斌徳」二号より
礼は徳の大本と云う事がある。
礼儀を守る事が道徳を守る第一歩であり徳を身に着ける基になると云う事であろう。
剣道は礼に始まり礼に終ると云はれている。稽古の始めと終りに敬礼を正しくすると云う事ではなく稽古中は勿論日常も亦節度ある言動が身に着く様心掛くべきであると云う事であろう。
従って稽古の心構えとしては相手を尊敬し如何に初心者と雖も無理をせず刃筋を正し可るべく対等の力を以って稽古し人も導びき己も修行するよう考うべきである。初心者にはそれなりに美点があり教えられる事が多いものである。内心我が師と看做す位の心得が有つて欲しい。下級者に対しても"ホラ、ホラ"と云うが如き態度は見苦しい限りである。
形より格に至り格より形に至ると云う事がある。
基本原則を反復練習し充分身に着ける様心掛けている内に風格を備える様になる更に工夫研究するとその人の風格から滲み出る独特の持味ある形が生まれると云う事である。換言すれば奇矯なる剣技を避け心身の正しき練磨に心掛ければ風格ある剣技が生まれると云う事であろう。
島田虎之助先生は"心正しければ剣亦正し"と云はれた相である。味はうべきである。
道は遠いが修行急がず一歩々々踏み締め倦まず弛ゆまず修行する事が肝要である。
学生生活中は又と無い好機である。悔い無き部生活を送られん事を希う。
北島辰二(中央大学学生部次長・剣道部部長)
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これは、斌徳(ふとく)二号(1965年発行)の巻頭にある北島部長(当時)の文章です。なるべく忠実にと、一字一句そのままを書き写しましたが一カ所、練磨の「磨の旧字」(だと思うのですが)を入力することができず、文脈から「今でいう『練磨』だろう」と推測させていただきました。間違っていたら大恥ですが、やむなし。この時の編集委員の数名が2月2日の優勝祝賀会に参加されますので
コッソリ、確認しようと思います。
初稽古で、剣道部の今年のスローガンが『初心』であると知った時から、この北島先生の文章を紹介したいと思っていました。
これから43年後、「斌徳」五号(2008年発行)で、古関剣友会会長(当時)は、【初心とは】というタイトルで原稿を書かれるにあたりこの文章を引用され、最後に
北島先生の流麗な剣道姿を想い起こし、私もこの年令に至り初心がここにあったならばと納得できるような気が致します。
そして
ここに学生諸君には改めて、明治の時代の大学剣道の本文を"初心"として、稽古に精進し、益々の活躍をされんことを祈念いたします。
と結ばれています。どれだけ温かい言葉であるか、私も気が付くのに時間がかかりました。
北島先生(1979年1月16日没)や古関先輩(2014年6月17日没)の境地に達してものを理解するというのは、私にはまだ何十年も先のことですが、たまたま初稽古に参加したことで、先人の文章を思い出すことができました。
監督からも「学生はいい言葉を選んでくれた」という発言がありましたが、それぞれ受け止め方は違っても、我々OBにとってもこのスローガンは、とても大切な言葉であろうと思います。
初稽古、行って良かったな。お得感がありました(笑)
そして、このホームページにアクセスしてくださる「北島世代」の大先輩たちに、学生の意気込みをお伝えすることができたなら、幸いです。
洞爺湖合宿にて 左から
故松浦先輩(39卒・和歌山商)
故北島先生(大正15卒)
河村先輩(38卒)
松川先輩(32卒)
いつの洞爺湖合宿だろう・・・
そういえば、この剣友会のホームページ名が「初心」。ご存知ですか。
高木先生の字ですが、改訂後、パソコンで見ると判読しづらく(以前から知っていればともかく)、スマホで見ると「初心」が表示されません・・・直さなくちゃ
剣道部のホームページが更新されました。
こちらをご覧ください。
今年のスローガンは「初心」。
選択理由は、剣道部のホームページに書いてあるとおりです。
北島先生(初代部長/昭和27年~40年)の時代から、剣道部員にとって一番なじみ深い言葉でもあります。この日の最年長の黒田先輩(41卒)が、最後のご挨拶で早速、「初心」に言及されていました。
ここで上原助監督に事務連絡です。
写真を撮っていて気が付いたのですが
高木先生のお写真、紐の長さを調整お願いします。
なんか、落ちそうで・・・
最後にスローガンをバックに集合写真を撮りました。
上原助監督が指示をして
おっ まとまってきましたね。
この後、新年会が開催されました。参加されたみなさん、長い一日、お疲れさまでした。
準備体操の後、まず、OBと学生が稽古をしました。
例年の通り、山本先輩(H20卒)が指導する川越高校の生徒さんや、ゲストで参加してくださった方も含め
昨年12月8日の記念式典の日と同様
沢山の剣士でいっぱいになりました。
短いビデオを4本、UPしました。
YouTubeで直接見る場合はこちらをクリック(約1分)
この下のビデオの見どころは、最後に撮った、栄光の歴史の数々です。全日本優勝の写真を探しました。上の方にあったこともあって、上手く撮れませんでしたが・・・
YouTubeで直接見る場合はこちらをクリック(約2分)
この下のビデオで最後に乱入してくるのは、コーチ就任が発表された齋藤将吾先輩(H25卒・秋田南)です。
YouTubeで直接見る場合はこちらをクリック(約2分)
今年もよろしくね(もっとも、彼が挨拶したかったのはワタシではなく、動画を観る先輩方なんでしょうけどね)。
次に、OBだけで稽古をしました。
YouTubeで直接見る場合はこちらをクリック(約3分)
11時20分に稽古終了。お疲れさまでした。
先輩は三列になって並びました。
参考までに、前列は黒田先輩(40卒)から石塚先輩(H13卒)まで
後列はH19卒の新井山先輩からはじまって
H20卒、H21卒、H23卒、H24卒と続き
(H22卒の先輩、いらっしゃいましたが早退され)
H25卒は、他に齋藤先輩がいました。
H26卒の3名
H27卒の2名
H28卒の4名
・・・の後ろ、H30卒は三列目。
三列目は狭いよね・・・来年からは新井山先輩世代は前の方へ、ぜひ。
先輩全員に、優勝祝賀会の参加可否をお伺いする往復はがきを郵送しました。お手元に到着されていらっしゃるでしょうか。締め切りは1月15日とさせていただきましたが、23日(水)頃までご連絡をお待ちします。
名札や記念品の準備がございますので、参加で投函された後、急きょ、欠席される場合は、お手数ですがご連絡いただけますと幸いです。
なお年末の記事に下記の通り書きましたが
↓ ↓
「記念品代」という言葉がありますが、これは、全日本優勝メンバー9名への記念品を指しております。記念品の詳細は未定です。ご協力をいただけますと幸いです。
一部、訂正加筆します。
お振込みいただいた「記念品代」は、全日本優勝メンバー9名への記念品代に充当させていただきます。また、「記念品代」をお振込みいただき、当日欠席された先輩には、当日参加される先輩にお渡しするのと同じ記念品(ボールペン予定)を、送付予定です。
記念品代(3,000円)振込先
埼玉りそな銀行 武蔵浦和支店 普通口座3865865 中央大学剣友会
どうぞよろしくお願いいたします。
※内容を更新して再度UPしました。
2019年1月13日(日)、中大剣道場で初稽古が開催されました。
スローガンは剣道部のホームページをご覧ください。昨年の記事で、『連覇』 だと予想していましたが、違いました(笑)
中央大学剣道部のホームページはこちら
今年のスローガンは、ある年代の先輩方にとっては非常に耳慣れた、といいますか、個人的には中大剣道部の起源ともいえる言葉だと思っていますが(生き字引と言われる36卒永江先輩に語っていただくのが一番いいのですが 話が長くなるので )。
さて、初めてお会いした先輩がいらっしゃいました。
最後の整列の時にひときわ目立っていて
誰だろう・・・と思っていたら
この頭を見て分かる通り、職業は坊主です。
という斬新な自己紹介が(笑)青野仁映先輩(H23卒)。ご実家がお寺さんで、今は副住職さんです。
静岡から2時間かけて、来てくれました。
久松先輩(43卒)と話をしている時に声をかけて写真を撮らせていただきました。このホームページを見てくださっているそうです。お世辞かもしれません。
静岡か・・・ふと、思った。
青野先輩。東海OB戦、出ませんか。
2月2日の全日本優勝祝勝会も参加されます。愛知支部から2名参加しますので(いずれも青野先輩を知っていますので)再会が楽しみです。
さてこの日、田島先輩(H25卒)に会って、警察官大会の記事を書き終えていないことを思い出し(今さら泣)
伊藤先輩と小川先輩(共にH4卒)に会って、米原先輩(H4卒/肥後銀行)の試合の動画を年末にUPしたことを思い出し
ちなみに昨年の九州実業団。この後の大将が前田兄(H20卒)で、NTTの高井田先輩(H元卒)とカツ(H6卒・馬渡先輩)が応援してくれていました。
何より、12月8日式典でのこと(後編)を書き終えないといけないので
早々に帰宅しました。
宮田先輩と新村太郎(H26卒)がガン見していますが
残りの記事は、ちょっと待っていてほしい。
本日、稽古会と新年会に参加された先輩方、お疲れさまでした。
2018年12月8日に中大で開催された創部125周年記念式典に参加できなかった先輩に、当日の様子をご紹介しています。後編の前に、ここでひとつ、学生とのエピソードをご紹介します。
この日、式典が終わって帰ろうとするタカツキに、頭を下げながら近づいてくる学生がいました。
あの、すいません、ボク・・・
うむ。わかっとる。いろんなところに、おったな。
やらかした時だけでなく
ちゃっかり
ここにも
OBを撮影したくてカメラを向けているのに
必ず横にいて・・・
ホンマ。さては、味をしめたな!
先のOB戦で、10年早いと伝えてあったので、本人も恐縮していた様子。
別の学生に、高校の時から知ってるよ、と声をかけましたが、本当かなぁと疑い深げな眼をしていました。そりゃそうか。当時、話しかけたわけじゃないし(話しかけられても困るだろうし)。
学生の何人かは高校時代から知ってるよ、という証拠写真をひとつ。
某全国大会の、決勝のスコアですが
ここでクイズです。中大に進学したのは何人でしょう。回答は最後に。
有名な選手ばかりだから、あえて書かなくても、すぐに分かりますかね(笑) 撮影した時は、まさかこの中から中大に進学する学生がいるとは思っていませんでした(誰かくるといいな~程度)。今となっては、撮っておいて良かったなと。
キャプテンの本間君。読んでるよね。毎日アクセスしてるって言ったもんね。この時のメンバーによろしくお伝えください。
*3名です。
記事一覧は、こちらで確認することができます。
いつものことですが、こういう会では近い年代が同じテーブルを囲みます。
このテーブルの某3名は
・・・30年前に撮った『あぁ愉快なり写真』の中にもいます。
全然変わっていないので、こっちの写真でも代用できそうです。
H5卒、6卒、7卒と、コーチの宮本先輩(H27卒)
午前中は、宮本先輩が北原先輩(H5卒)に稽古を付けていただいていましたね。
52卒同期に、60卒の福永先輩
北原監督を中心に
新潟から参加してくださった先輩が2名いらっしゃいます。青山先輩(42卒)含め、新潟からは4名が参加されました。
そういえば、前回、青山先輩にお会いしたのは、故大矢先輩(32卒)のお通夜でした。
2016年12月20日でした。そうか、2018年は三回忌だったんですね。
さて、後輩の写真撮影に入らないように
気を遣っているのは小島先輩(H4卒)です。
彼とは、卒業して25年後に岡山のスーパーで奇跡的に再会。その翌年、名古屋でこれまた奇跡的に再会し、この日が3回目の再会でしたが
・・・やっと東京で会いました。我々、東京に住んでいるのに。
でも東京で会っても何だかしっくりこないので、次回は来年の秋田合宿で会いませんか。故松田先輩(H4卒)のお墓参りも兼ねて。秋田温泉プラザ 集合で。
(編注)小島先輩が1年の年に、昭和最後の夏合宿が秋田で開催されました。最終日の納会は、故松田先輩のご実家である秋田温泉プラザ。光GENJIが「パラダイス銀河」でレコード大賞を獲った、1988年のことでした。
前編/中編/後編の三本立てにすることにしました。後編は制作中です。
明けましておめでとうございます。
中央大学剣友会の皆様におかれましては、よき新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。特に今年は、格別のものがあるのではないかと存じます。
おかげさまで、昨年10月28日、皆様の温かいご声援のもと、第66回全日本学生剣道優勝大会において、24年ぶり13回目の優勝を果たすことができました。
創部125周年の式典が開催される記念すべき年に、優勝という華を添えることができたことを部長として大変うれしく思っております。部長に就任して10年目の年に、この栄冠に浴せたことは、この上ない喜びです。就任3年目、4年目と続けて準優勝を果たしましたので、次は優勝できるであろうと軽く考えておりましたが、その前十数年の結果が示すように、道のりは険しいものでした。その間、宮崎師範のご指導を得て、北原監督以下指導スタッフ、そして学生たちも相当頑張っており、傍から見ておりましても質量ともに充実した稽古を行っていると思えました。
個人の技の修得では何度も繰り返し、自分のものとして身につけることは大事ですが、全体として前年と同じことだけを行うのでは、前年経験している分、実質的なパーフォーマンスは下がります。毎年、何らかの工夫をして、進化させていくことが不可欠です。監督たちは学生幹部とともに考え、稽古の中身を毎年進化させ、さらに稽古以外にも、三年前から先輩方のご支援を得て、体幹を鍛えるトレーニングやサプリメントの導入など、現状に甘んずることなく、常に新しい取り組みを行ってきました。また、昨年は精神面での成長が感じられ、試合に臨むまでの行動・姿勢(心構え)も見違えるものがありました。こうしたことが相まって、優勝として結実したのではないかと推察しております。
節目の年に良い結果を残せました。勝ちに奢ることなく、初心に立ち返り、今年からは、中央大学剣道部の輝かしい次の歴史を作ることになります。目標は男子女子とも全日本優勝です。
これまでの皆様方からの物心両面にわたる温かいご支援に感謝申し上げるとともに、今年一年の皆様のご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。
剣道部に対し、これまで以上の応援をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。本年もよろしくご指導のほどお願い申し上げます。
平成31年 正月
中央大学剣道部
部長 眞 島 和 已
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思い出します。
あの日、眞島部長は思っていたより高く上がり
まぁ、学生ったら・・・ちゃんと無事に降ろすかしらと、心配したほどでした。
もちろん無事に着地され、大阪での祝勝会では、心のこもった挨拶をされました。
あらためて、2月2日が、楽しみです。