2月10日。今日は3代前に剣道部部長(1966年~1993年)だった高木友之助先生の命日です。
近いうちに、お墓に祝賀会の報告をしようと思いますが、いろんな先輩がもうお参りしているので、ご存知だと思いますし、なにより会場のどこかにいらっしゃったのかもしれません。
高木友之助先生は中央大学第21代総長(1990年~1993年)・学長(1990年~1996年)。2000年ご逝去。
祝賀会の日、某先輩から、1月25日に発行されたばかりの本を託りました。
頭を良くしたければ 体を鍛えなさい~脳がよろこぶ運動のすすめ~
陳冲様と望月泰博様の共著ですが、その望月泰博様は高木先生のお孫さんなんだそうです。帯には今の時代に関心が高いであろう言葉が並んでいます。
運動を継続すると
・脳の情報処理効率が良くなる
・認知症に罹りづらい
・集中力が高まる
・ストレスに強くなる
著作権の事情で、内容の説明詳細は控えますが
あとがきに、小学生の時に高木先生が亡くなられたことを「人生初のアイデンティティ―クライシス」と表現され、中央大学の名誉教授(当時)だった木田元先生(2014年ご逝去)から身体を鍛えるようアドバイスされたことが書いてあります。
高木先生を思い出します。高木先生も運動神経が良かったんですよね。中大の学長だった当時も足が速かったと聞きました(詳細書けないのが残念ですが、眞島部長と、その時に相撲部と一緒に警護を担当していたH6卒の井上圭二などが詳しいです)。
初めてお墓参りに行ったときに、偶然、お嬢様にお会いして一緒に手を合わすことができたことも忘れられません。まさに中大マジック(行くたびに今日もお会いできるんじゃないかと)。
Twitter にも流しておきました。
<余談>
あの頃(ココでいうあの頃は昭和の終わり)の中央大学文学部哲学科はものすごいメンバーで、以前も書いたのでなんども恐縮ですが声を大にして言わせていただくと
中国哲学をご専門とされた高木先生をトップに、木田元、所雄章(2012年ご逝去)の西洋哲学二大巨頭に加え、ドゥルーズの財津 理とニーチェの三島憲一が「講師」(のちに他大学の教授に)。後に大ベストセラー「ソフィーの世界」(1995年)の監修者として一躍時の人になった須田 朗がまだ助教授で、我々の兄貴的な存在でした。加えて第二外国語の仏語を若き日の梅本洋一(映画評論家/2013年ご逝去)に学ぶという、きらびやかな指導陣。仏文には確かあの、丸山圭三郎(!)がいて・・・そんな恵まれた環境で何を学んだか問われると恥ずかしい限りですが(段々と声が小さくなる)
そんな私も、高木先生の最終講義は有休をとって聴講させていただきました。
内容は覚えていませんが(え~ひどいな)、最後に花束を渡すときに、私の顔を見てわざわざマイクをとり、剣道部の教え子が来てくれましたと言ってくださったこと、でも他の人に比べて私の花束はとても小さく、恥ずかしくて申し訳なくて真っ赤になったことが忘れられません。いつかビックリするくらい大きな花束を渡そうと思いながら果たせず、お墓参りは手ぶら(だっていつもお花でいっぱいだから)。あぁ高木先生、ごめんなさい。
第36回全日本学生剣道優勝大会の日(1988年10月23日)
優勝旗を手にした高木部長(当時)、上西助監督(当時/45卒)
大阪まで応援に来てくれた先輩と、当時の3年生、4年生
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