ライブ配信が終了し、前の記事でリンク切れが生じておりますが、中央大学公式YouTubeにて卒業式の様子を見ることができます。全部観ても約40分です。
コロナ対策で校歌斉唱を行わず(演奏のみ)心の中で歌ってくださいという司会者の言葉がありますが、YouTubeを観ながら自宅で大声で歌う分には問題ないかと。
なおこのYouTubeの見所は、2月8日の祝賀会でお言葉をいただいた福原学長(当時の津村部長海外留学のため1997年度に剣道部部長)が式服(アカデミックガウン)で卒業証書を授与されるシーンと
文系学士(法学部、経済学部、商学部、文学部、総合政策部)総代全員が女性ということではないでしょうか。華やかですね。
※見所についてのコメントは私感です。
「行動する知性」を説明される福原学長のお言葉が素晴らしかったので、抜粋して、書き留めさせていただきます。
・・・「知性」を社会で活かしたくなるところにこそ「志」が生まれます。自己利益の追求だけで存在する意欲というものは、決して「志」とはいわず、公共のための「知性」にささえられてこそ「志」となります。
また大学という制度と組織は、小中高の学校と社会との間に存在するだけの教育機関だけではありません。大学はいつの時代であっても、どのような社会情勢にあっても、人類の持続的可能性を支え、知識基盤社会を築き、未来社会を担う人々の知性を磨き、高めるという普遍的で崇高な理念と価値を有する存在です。従って大学に学んだということは「知性を獲得した」ということであり、特に中央大学で学んだ皆さん、研究生活を送った皆さんは、知識と技能の獲得に終わらず、「志を生み出す知性としての、行動する知性を身に付けてきた」ということができます。また大学での修学に加えて、学術、文化、スポーツ、ボランティア等の様々な経験活動によって知性を磨き高めてきたのであり、成績証明書の評価では記載しきれない、まだ気が付いていない大きな可能性と潜在力がそこに秘められています。今、皆さんが手にされた卒業証書はそうした建学以来の歴史と伝統に支えられ、未来を築く能力を鍛えたということの証です。
誰にでも未来を語る自由はありますが、伝統や実績を踏まえてこそ、語ることができる未来があります。中央大学を卒業する皆さんには、諸先輩が築いてくださった伝統や実績を踏まえてこそ、語ることができる未来、挑戦することができる未来があるということも、しっかりと心に刻んで旅立っていただきたいと思います。
卒業生、修了生の皆さんの次なる活躍のステージとしての航路は様々でしょうが、今日から皆さんの母なる学校としての母校となる中央大学は、いつでもいつまでも、どこでもどこまでも、皆さんの母なる港である「母校」(編注:高槻の解釈ではおそらく「母港」)であり続けたいと思います。生涯学び続けて、未来社会を拓き、築き、支えながら人生を輝かせるために、今後いろいろな機会に本学との絆を大切にしていただければ幸いです。そして中央大学の卒業生、修了生であることに誇りをもって、これからの人生を堂々と歩まれることを祈っております。
この時期に巡り会った人間関係、これから巡り会うであろう人間関係、それらを大切にして、くれぐれも健康に気をつけて元気にご活躍ください。
いまいちど、中央大学教職員一同より、心を込めて申し上げます。
中央大学の卒業、大学院の修了、おめでとうございました。人生100年時代、皆さんの今後の人生が輝き続けることを祈念して、以上、式辞といたします。
おめでとう。お元気で。また会いましょう。
「また会いましょう」と声をかけていただける存在の有り難さにもっと早く気がついていれば、私も母港たる母校にもっと貢献できていたのかもしれません。
卒業生の旅立ちまで、あと4日。
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