先輩から卒業生へのメッセージをいただき、順番にご紹介しています。
(掲載順)
平本信敬先輩(H20卒/高志高)
高優司先輩(H24卒/上宮)
棚本廉先輩(H31卒/東海大相模)
そして満を持して高内雄介先輩(H18卒/鹿沼高/理工学部)登場。以前から、ホームページに何か書いていただきたいと思っていた先輩のひとりです。
令和2年4月より人生の新たな岐路を迎えた皆様、この度はご卒業、誠におめでとうございます。
今年は、世界的な新型コロナウイルスのパンデミックにより、未曾有の事態となり、予想だにせぬ社会情勢の変動が日々刻々とある中、ご卒業をされた皆様、そして保護者の皆様におかれましては、不安やもどかしさ、悔しさが募る日々をお過ごしかと存じます。中央大学剣道部OB・OG一同、心中御察し致します。
皆様の中には、民間企業に就職される方、公務員として奉職される方、大学院に進学される方、大学が好きでもう少しだけ大学に残る方等、今後の進路は十人十色だと思いますが、この異常事態の中で人生の新たな第一歩を踏み出す事は、非常に勇気がいる事です。しかし、皆様なら必ずこの困難を乗り越えられると、私は信じています。
私の主観となりますが、剣道において試合に勝つ事も重要ですが、剣道の本質は、身を修め己に克つ(修身克己)ことであり、それは勝利を勝ち取るまでの『過程』で養われるものだと考えています(剣道専門家ではなく、かつ教育者ではない若輩者の私が言う事ではありませんが、ご容赦下さい)。これからの長い人生の中では、山あり谷あり、幾度となく困難が待ち受けています。しかしながら、幼少期から現在まで剣道を継続する中で、『目標を定め、自らの弛まぬ努力と確実にやりきる強い意志によって、苦しい事を忍び耐え、逆境を乗り越え、苦難の道を自分で切り開く事ができる力』 が確実に養われています。
この力を剣道というフィールドだけではなく、社会という広いフィールドで遺憾なく発揮して頂き、この異常事態を打破し、自らの未来ある輝かしい人生を切り開く為に使って下さい。
最後となりますが、今一度、自分の剣道人生を振り返り、両親と各世代でお世話になった先生方、監督・コーチ、先輩・後輩への感謝の気持ちを忘れず、これからの前途有望な新たな第一歩を歩んで下さい。私達の原点は『剣道』です。中央大学剣道部関係者全員がOneTeamとなって、この国難を絶対に乗り切りましょう。皆様の今後のご活躍とご健勝を心より祈念しております。
平成18年卒業
富士ゼロックス株式会社
高内雄介
2008年11月2日、日本通運様の道場にて
高内先輩と年齢が近い先輩が集まった時の写真です。
中央大学剣道部関係者全員がOneTeamとなって、この国難を絶対に乗り切りましょう!
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