月遅れのお盆を過ごされた地域の方にとって、8月16日が盆明けとなります。
普通ではない生活を強いられるようになって約半年。
そして、これからはそれが「普通」になるそうで
(以上は、8月4日夜のニュース番組で紹介された高校の部活動の様子)
こんな時、先人はどのように対処されたかなぁと、ずっと考えています。
8月15日の夜、戦争に翻弄された若者たちのドラマを観ました。登場人物のひとりが、特攻隊員として出撃する前に書いた遺書を聞きながら
故須郷先生(昭和61年5月19日ご逝去/享年60歳)が学徒出陣により特攻隊に配属され、昭和20年8月15日の13時に出撃命令を受けながら、その日の正午の終戦により出撃中止となったこと
故川原大三郎先輩(平成19年11月2日ご逝去)が昭和17年に満州国皇帝(※注釈)の前で日本からの代表団と試合をして勝利されたこと、その後、シベリア抑留を経て昭和22年に帰国、神田駿河台のビルを見て涙を流されたこと
昭和18年度の主将、松重先輩が学徒出陣で海軍航空隊に入隊、終戦時は鹿児島県鹿屋の特攻基地で沖縄出陣寸前であったらしいこと、その後の消息は不明であること
・・・などを思い出していました。いずれも「斌徳」(ふとく)を読んで心に残っています。
お盆の最後の日は、先人を偲んで過去の「斌徳」を読み返していました。
彼岸にて、どうか、中大剣道部を見守っていてください。
(※注釈)
「斌徳第5号(2008年発行)」P63に記載があります。年代的にその皇帝とは愛新覚羅溥儀(いわゆるラストエンペラー)だと思われますが溥儀の名前はありません。
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