剣友会の諸先輩方、明けましておめでとうございます。
まずは、昨年一年間、学生たちの活動状況について、皆様方にお伝えする機会が少なくなってしまったこと、お詫び申し上げます。また、そのような状況においても、様々な形で、先輩方から多大なるご支援を頂いたこと、改めて感謝申し上げます。
3月下旬から、新型コロナの影響により、稽古などの活動停止、条件付き再開、再停止、各種大会の延期・中止などを繰り返し、例年とは異なる形で、学生も我々スタッフも神経をすり減らしながら活動し、気が付けば新年を迎える形となりました。学内では今もなお、授業は原則オンラインで、対面で実施できるのは、一定の条件を満たした授業や部活動のみという状況が続いています。
そのような中、全日本学生剣道優勝大会が開催されるはずだった10月まで、部を引っ張って行ってくれた鈴木主将はじめ四年生たちの姿は、大変立派なものでした。各大会の延期発表後も、最後まで開催の可能性を信じて学生たちと活動をしてまいりましたが、最終的には全ての学生大会・定期戦は中止となりました。結果的に、特に四年生に対しては、大変辛い思いをさせてしまったのではないかという気持ちが今でもあります。そのような中でも、最後まで明るく元気に、下級生たちを引っ張ってくれました。本当にありがとう。
このような一年でしたが、年末に大変嬉しい結果が飛び込んで参りました。12月20日に行われた東京都女子剣道選手権大会において、2年生の諸岡温子が優勝し、3月14日に行われる全日本女子剣道選手権大会の出場権を獲得しました。
※東京都剣道連盟のホームページで東京都代表選手が紹介されています
1月以降も多くの部員たちが、各地の予選会に出場する予定です。ぜひ、その結果についてもご注目頂ければと思います。
今後も不確実な状況が続きますが、学生たちは、規律を守って、明るく楽しく、時には厳しい稽古をこなしながら、元気に活動しています。今年も引き続き、男子は全日本学生優勝大会三連覇、女子は初優勝を目指して全力で取り組む所存です。
最後になりましたが、皆様方の今年一年のご多幸とご健勝をお祈りするとともに、剣道部への変わらぬご支援・ご鞭撻をお願い申し上げます。
令和3年 正月
中央大学剣道部
部長 潮 清孝